公開: 2023年3月8日
更新: 2023年4月7日
報道によれば、安倍元首相を暗殺した青年は、警察に対して、事件の原因に旧統一教会への恨みがあったと説明していたそうです。それは、青年の父親が存命だった頃、家庭は裕福で、特に問題はありませんでした。しかし、父親が急死して、母親が、父親の経営していた会社を引き継ぐと、その事業が傾き始め、家族の経済状況も少しずつ悪化し始めました。その頃、母親は、知人の勧めもあり、旧統一教会へ入信したそうです。
母親が旧統一教会へ入信すると、別の信者から「父親の死が祖先への供養を怠ったためであると」忠告され、そのために祖先をねぎらう目的で、高額の献金が必要であると言われたそうです。母親は、忠告されたとおりに献金を行いましたが、さらに、青年の兄が病に襲われました。旧統一教会の人々から、「祖先の怨念がはれていない」と言われ、さらなる献金を求められたそうです。母親は、それも信じて、さらなる献金をしたそうです。
このように、献金につぐ献金を行い、家庭はどんどん貧しくなりました。兄は、病から回復しないまま、結局、自殺をしたそうです。最初、進学校に通っていたその青年も、家庭の経済力がなくなったため、大学への進学を断念し、自衛隊へ入隊しました。それでも母親の献金は収まらず、ほとんど全ての財産を教会へ献金したしまったそうです。その後、青年は、職を転々としながら、約20年ほどを過ごし、旧統一教会への復讐を考えるようになったそうです。